ひなた2018年1月号
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132018ひなた営  農  1月果  樹(総合)1月の果樹園管理 温州みかんの収穫も終わり中晩柑の収穫も品種によっては、始まっていると思いますが、温州同様果実の取扱には十分注意してください。又、本年産へ向けての生産管理についてはすでに始まっています。基本的な適期管理を実施ください。◎温州みかん●樹勢回復◦1月末までにチッソ主体の葉面散布剤を最低3回以上行いましょう。 尿素または果樹用液肥(青)の500倍◦土壌改良剤の施肥 10aあたりセルカ又は苦土セルカ2号100〜200kg (土壌分析の結果を参考に施用量を決めてください、尚、分析が行われていない園については10aあたり100kg施用)◦完熟堆肥 1~2t●収穫後の予措 予措は、果実に乾燥をあたえることで、果実の呼吸をおさえて貯蔵力を増やすことにあります。予措程度はゆっくりと時間をかけて(1ヶ月以内の短期貯蔵の場合)3~5%程度の減量を目安に行う。(通気の良い場所で行うが、急激な予措をかけると果皮傷害(コハン症)が発生する恐れがあるので注意する)●貯蔵管理 温州みかんの貯蔵を行う場合は、貯蔵庫内の温度5度程度で湿度85%が適しています。※貯蔵庫内の温度や湿度が高すぎると腐敗果の発生率が高くなり低すぎるとしなびの原因になりますので、外気温や天候の変化に注意しながら行ってください。●病害虫防除対象病害虫使用薬剤その他注意事項ハダニカイガラムシ類マシン油(95%)40倍◦ハダニ重点防除園では、アタックオイル60倍を散布する。◎中晩柑対象病害虫使用薬剤その他注意事項へた落ち防止マデックEW3,000倍◦収穫予定20~10前までに散布腐敗防止剤ベンレート(水)4,000倍べフラン(液)2,000倍ロイヤルシリカ800倍アビオンE1,000倍混用の順は①アビオンE②ロイヤルシリカ③ベンレート(水)④べフラン(液)ハダニ・カイガラムシ類マシン油(95%)40倍◦ハダニ重点防除園では、アタックオイル60倍を散布する。収穫前には散布しない。●収 穫 中晩柑については、今後収穫が始まる品種、園もあると思います。温州と同様に中晩柑でも分割収穫を行い、品質をそろえるよう管理します。品種によっては果皮が弱かったり、特徴のある果形のものは傷みやすい場合があるので、取扱いに気をつけてください。◎露地びわ●寒害対策 本年産は着房にバラつきがありますが、果房の進度は平年並みのようです。園地ごとに例年の被害状況を踏まえながら、万が一の事態に備え、被害が多い園については寒害の軽減に向けた対策を行いましょう。1、着房が少ない樹や寒害を受けやすい園では摘房・摘蕾を軽めに行う。尚、副梢に花房がある場合は利用し、寒被害があった時には遅咲きの花を利用してください。2、防風樹で囲まれた園では冷気が停滞しないよう、防風樹の刈り込みを行うなど冷気が停滞しないようにしましょう。●病害虫防除1、開花終期~落弁期(本年は果房の進度が早いようですが)にかけて、降水量が多い時は灰斑病防除のために、フロンサイドSC2,000倍を散布する。但し、皮膚かぶれ等を生じる人はスコア顆粒水和剤4,000倍を散布する。2、オオタバコガの発生がみられる園では発生初期にテルスター水和剤1,000倍を散布する。

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