新貯蔵法の確立を目指す
 投稿日時: 2017-04-07 (951 ヒット)

研究成果を確認しながら実食
(2月15日 諫早市多良見町)

 長崎県はJA長崎せいひ管内の柑橘農家の協力を得て、温州ミカンの果実の品質保持のために貯蔵技術の研究に取り組んでおり、貯蔵施設や貯蔵方法の開発を進めている。2月15日には諫早市多良見町で貯蔵試験見学会が開かれ、柑橘部会員やJA職員も出席。昨年11月から貯蔵してきた早生ミカンの果実を観察、実食して研究の成果を確認した。

 同取り組みは長崎県、メーカーの大青工業(青森県)、JAなどが協力して実施。年明け以降の出荷量を確保して価格の向上を図る。早生ミカンは概ね1㌔あたり200円前後で取引されるが、500円以上の販売単価を目指す。今年度は「早生ウンシュウ長期高鮮度貯蔵試験環境装置」を開発して試験運用した。11月5日に収穫したミカンと11月25日に収穫したミカンを貯蔵庫の中でゆっくりと低温に誘導。一定の温度と湿度を保ち果実の様子を観察した結果、腐敗も少なく品質を保った。

 貯蔵試験見学会では収穫日による違いの他、ジベレリンを散布したかどうかでもパターンに分けて実食した。皮が薄くて食べやすく甘みの強いミカンとなり、今後の取り組みが期待される。