農業で地域活性化 農業講座で農業の包括的なサポートを
 投稿日時: 2017-11-10 (148 ヒット)

現物を使った分かりやすい栽培講習が好評
(9月7日 長崎市下黒崎町=長崎市黒崎地区公民館)

 外海営業所は9月7日に長崎市黒崎地区公民館(長崎市下黒崎町)で外海農業講座を開いた。今回は新たに味噌作りについての講習を実施。今後は栽培講習だけではなく、参加者自らが関心のある農業への携わり方を幅広くサポートする。

 同講座は平成28年10月から始まった。地域の人たちの農業に関する知識について勘違いを改善したいという思いから発起。農業の普及と新規就農者の定着によって外海地区の農業振興と活性化を主な目的とする。今回を含めこれまで4回の講座と1回の農家研修を行った。農業の基礎的な知識や季節野菜の栽培管理、行政を講師に招いての行政支援や有害鳥獣対策に関する知識など栽培講習をメインとした講習の他、実際に農家に赴き農業指導をした。1年間で延べ180人が参加。約1割が農業をしたことがない未経験者だった。講習後には毎回アンケート調査を行い、「JAに出荷したい」「本格的に農業をしたい」などの積極的な意見があった。

 2年目となり、アンケートの統計結果や参加者の意見・要望を踏まえ、新規就農者の定着化を図るために今後の方針を決めた。次回以降はこれまでと同様に栽培講習で技術向上を目指すものと、農産物を使った加工品づくりに取り組むもの、JAへの共同出荷に向けて取り組むものの3つのコースを用意。参加者は自分が興味のあるものを選択しより専門的な内容の講座を受講することができる。栽培講習会は2か月に1回開催。農産加工講習会は年に3・4回の開催を予定し、野菜ソムリエや地域で加工品を作っている人を招いての講習を計画する。JA出荷講習会は現地での個別指導を主として開催する。

 今回の講座には約40人が参加。秋冬野菜の栽培管理や台風対策についての栽培講習会の他、味噌作りの活動をする女性部三重支部の増村あつ子部長を講師として招き農産加工品講習会を先行実施した。参加者は「味噌作りは自分の母親たちの世代がよくしていた。自分も加工品づくりに興味が出た」と喜んだ。同営業所中島宏史所長は「これから農業講座も内容をステップアップさせていかなければならない。周知方法も再検討してより多くの人に参加してもらい、外海地区の産業を盛り上げて地域活性化につなげたい」と話す。