初の子牛引き渡し 「地域内一貫生産体制」に向けた取り組みが進む
 投稿日時: 2018-02-21 (604 ヒット)

㈲大西海ファームの大石はるかさんから「淑孝」を
受け取る前田淑孝さん㊧(12月8日 長崎市三京町)

 JA 長崎せいひは畜産農家が抱える問題を打開し、生産基盤の拡充と産地の維持に向けて「地域内一貫生産体制」の確立を目指している。その取り組みの1つとして子会社である㈲大西海ファームに新たに肉用牛事業を立ち上げ、肥育牛農家から牛を預かり繁殖の受託を開始した。平成29 年3月には初めて子牛が産まれ、12 月8日、委託者である長崎市三京町の前田博孝さん、淑孝さんの牛舎へと引き渡した。

 今回初の引き渡しとなった子牛「淑孝」は、3月28 日の午前1時半頃、同社の従業員の手によって誕生した。6月末から7月にかけて親離れし、特に病気もなく順調に成長。誕生時20㌕後半だった体重も引き渡し時には253㌕となった。「淑孝」はこの日、他産地で購入した子牛13 頭と共に牛舎入り。他の子牛と比べても肉付きのしっかりした牛となった。

 前田博孝さんは「初めての試みで不安なところもあったけれど、無事に引き渡しができて良かった」と安堵した。博孝さんの後継者で、「淑孝」の引き渡しを受けた前田淑孝さんは「よく人に慣れていることから、大切に世話をされてきたことが分かる。今後も大事に育てていきたい」と話した。