簡易スプリンクラーの有効利用で省力化と安定生産
 投稿日時: 2021-09-16 (443 ヒット)

簡易スプリンクラーで防除する様子

   西海市西彼町でスプリンクラーの営農に取り組んでいる葉山諭さん(69)をご紹介します。葉山さんは、平成29年より、30アールの園に防除とかん水目的で簡易スプリンクラーを設置し、有効的に利用して労力面の軽減に向けた省力化とミカンの連年安定生産に取り組んでいます。
   葉山さんは、170アール(内施設20アール)の柑橘を経営(栽培)しています。ミカン園が分散しているため、1回の防除に3.5日かかっていましたが、80アール(5箇所)の園地に、スプリンクラーを設置してからは2日で済み、省力化になっています。散布時間は10アールを3分程度で済み、夏場の防除はスプリンクラー園だけでも暑さから解放されています。収穫後に、尿素の3回散布が可能となり、マルチ被覆園等でも安定生産が出来ています。2年間同じ園地で防除効果を比較した結果、そん色ないと判断し効果が得られたので段階的に設置しました。
   散布量は、成木園で10アール当たり500リットルを基準にしています。操作は、各園毎に散布量を定め、防除タンクのメモリを見て行っています。トラックに水を入れたタンクと動力ポンプを積み込み、ミカン園に移動してから配管にワンタッチでつなぎこむ方法をとっています。基本的に作業は1人で十分です。冬・夏のマシン油と、腐敗防止剤は手散布で、後は全てスプリンクラー防除。残液は、傾斜地の下側で落差により回収出来るようにしています。
   葉山さんは「スプリンクラーの有効利用で施設の投資効率を高めるとともに、防除等の省力化ができ、また収穫作業の合間に葉面散布が可能となり、樹勢回復で連年安定生産に取り組んでいる。防除が負担になっている人や、機械化が難しい園に考えて頂いて、これからもおいしいミカン作りを目指していきたい」と話しました。